国内ニュース:東工大・林直亨教授ら「ゆっくりよく噛んで食べるとエネルギー消費量が増えることが判明」

急いで食べるのではなく、ゆっくり良く噛んで食べると、食後のエネルギー消費量が増加することが判明した。東京工業大学大学院社会理工学研究科の林直亨(はやし・なおゆき)教授らの研究グループが5月1日に欧州の肥満学会誌「オベシティ(Obesity) 」で発表。

300kcalのブロック状の食品をできるだけ急いで食べた場合、その後90分間のエネルギー消費量は体重1kg当り平均7cal。一方、ブロック状食品の塊がなくなるまでよく噛んで食べた場合、体重1kg当り平均180calと有意に高い値を示した。また、消化管の血流も、急いで食べるよりゆっくり食べた時の方が有意に高くなった。

この研究成果は、ゆっくりよく噛んで食べることが良いとされる裏づけとして、また、咀嚼を基本にした減量手段の開発に繋がるものとして期待される。

参照:東京工業大学 東工大ニュース
http://www.titech.ac.jp/news/2014/027599.html

 

摂食障害治療支援センター(国内)

(2015年10月21日追記)
厚生労働省が平成26年度から募集していた「摂食障害治療支援センター設置事業」について、平成27年10月20日、宮城県、静岡県、福岡県の3県が、摂食障害治療支援センターの設置を発表しました。

宮城県 東北大学病院(仙台市青葉区)
静岡県 浜松医科大学医学部附属病院(浜松市東区)
福岡県 九州大学病院(福岡市東区)

浜松医科大学医学部附属病院のみ精神科、他2院は心療内科です。

治療支援センターでは、患者・家族支援の充実や医師の研修、啓発活動、地域連携などを進め、成果を「摂食障害全国基幹センター」に集約し、治療法の確立などに生かすこととしています。

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(2015年4月10日追記)
厚生労働省が平成26年に計画した「治療支援センター」構想は、都道府県を通じて呼びかけたものの実現が叶わず、平成27年度に全国から5つの病院を改めて募集します。
なお、平成26年(2014年)度摂食障害治療支援センター設置運営事業により、摂食障害治療支援に関する統括機関として独立行政法人国立精神・神経医療研究センターに「摂食障害全国基幹センター」が設置されました。

摂食障害全国基幹センター ホームページ(リンク)

==下記は2014年6月3日に投稿した記事です====================

厚生労働省は2014年度に専門医がいる全国5カ所程度の病院を「治療支援センター」に指定し、相談体制や地域の医療機関との連携を強化する方針を決めています。治療支援センターの発表があり次第、こちらで紹介します。

〈厚生労働省:摂食障害治療支援センター設置運営事業について〉
添付資料および引用元リンク:厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/topics/2014/01/dl/tp0120-14-05d.pdf

神経性無食欲症や神経性大食症などの摂食障害の治療においては、患者への
カウンセリングや、患者の家族が摂食障害について理解することが必要不可欠
である。また、患者に対する栄養療法・栄養管理なども重要となってくる。
一方、摂食障害の治療についての知見が乏しく、また、患者へのカウンセリン
グ、患者の家族への支援、栄養療法・栄養管理などを一体的に行う医療機関が
必ずしも多くないのが現状である。
さらに、摂食障害はその疾病の特性上、身体合併症状があり、生命の危険を
伴うことがあるため、総合的な救急医療体制が必要となる。
このような現状を踏まえ、平成26年度からモデル事業として、「摂食障害
治療支援センター設置運営事業」を実施することとしている。本事業において
は、精神科又は心療内科外来を有する救急医療体制が整備された総合病院のう
ち、5箇所程度を「摂食障害治療支援センター」として設置し、急性期におけ
る摂食障害患者への適切な対応、専門的な相談支援、他の医療機関、自治体等
や患者の家族との連携・調整を図るほか、治療や相談支援等に携わる関係機関
の医師等に対し、摂食障害についての助言・指導や地域における摂食障害に関
する普及啓発等を試行的に実施し、摂食障害についての知見を集積するととも
に、摂食障害治療支援センターにおいて集積した知見の評価・検討を行う全国
拠点機関(1箇所)を設置し、摂食障害の治療プログラムや支援ガイドライン
の開発及び支援体制モデルの確立を図ることとしている。

厚生労働省_摂食障害2014抜粋